『 何でもあり! 』

2017年2月12日(日) こども・おとな合同礼拝
詩編150編、Ⅰコリント9:19-23

今日の礼拝では、CSの子どもたちの協力を得て、いろんな楽器で賛美歌の伴奏をしました。「♪主をほめたたえよう、よろこびの歌で/ギターかき鳴らし、タイコのリズムで/ラッパやオルガンで」(『主をほめたたえよう』これもさんびか0601)。実際にこの賛美歌に出てくるすべての楽器(スネアドラム、ギター、ヴァイオリン、トランペット、サックス)を使って神さまを賛美しましたね。

詩編150編にはこんな言葉があります。「角笛を吹いて、琴と竪琴を奏でて、太鼓に合わせて踊りながら、弦をかき鳴らし笛を吹いて、シンバルを鳴らし響かせて、主を賛美せよ。」この詩編から作られた賛美歌があります。(讃美歌21-172『ハレルヤ、うたえ』)この歌が礼拝で歌われる時、多くの教会ではオルガンの伴奏で歌われるでしょう。オルガンは笛の集合体です。さっきの詩編の中にも出てくる楽器の一つと言えますが、他の楽器は使わないのでしょうか?使ってもいいはずです。

そこでCSの子どもたちに手伝ってもらって、笛(フルート)、弦・竪琴(ギター)、太鼓(ジャンベ、スネアドラム)、そしてシンバルを入れた伴奏でこの歌をうたってみましょう。

(実演)

どうでしたか?いつもの礼拝の伴奏より、ちょっとにぎやかな感じになりましたね。「礼拝の奏楽で、太鼓叩いたり、シンバルを鳴らしたりしていいの?」と思ったかも知れません。いいんです!聖書に書いてありますから!(詩編150編)

世界には様々な民族があり、様々な楽器や民族音楽があります。それぞれの国の教会の礼拝では、僕らが普段は礼拝の中では使わないような楽器や音楽を用いて神さまを賛美しています。今からその一部を映像で見てもらいます。

<世界の賛美>

どうですか?いろんな賛美、いろんな伴奏がありましたね。全部教会の礼拝です。もちろん、これを今すぐ前橋教会でやろう!という訳ではありません。南アフリカの「踊る礼拝」は我々にはスグには無理だと思います。でも、世界にはいろんな賛美があるんだ、あっていいんだ、ということを知っておいてほしいなーと思っています。

「福音のためなら私はどんなことでもします」とパウロさんは言います。「福音」とは、神さまから命をいただいている、神さまから愛されている、そしてゆるされている、その喜びです。その喜びを伝えるためならば「どんなことでもする」というのです。

神さまを賛美するのに、「この方法でなきゃダメ!」ということはありません。「何でもあり!」なのです。にぎやかなものばかりではありません。時には静かに心を鎮める時があってもいい。「沈黙のとき」を持ってもいい。メリ・ハリも時には大切です。これからもいろんな方法を用いて喜びと感謝の気持ちを神さまに届けていきましょう。

最後にもうひとつ、動画を見てもらいます。シリアの教会の礼拝で、シリアのメロディと言葉で「主の祈り」を歌にしてささげているものです。シリアはいま内戦状態で、多くの人が難民として世界各地に避難しています。この教会も現在どうなっているか分かりません。そんな世界の現実のことも思いながら、動画を観終わったら、しばらくの間「沈黙のとき」を持ちましょう。

<シリアの賛美(主の祈り)>

 

(見終わって、一同「沈黙のとき」)