2023年12月のメッセージ
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2023年12月31日
2023年12月31日(日)
イザヤ書11:1-10, マタイ1:22-23クリスマス・年末と教会で若い人たちの活躍に、喜びと希望を抱く日々だった。個人的には事故から順調に回復し“Are”の実現も相まって、喜びの日々だった。
「好事、魔多し」である。調子に乗って筋トレに励んでいたら、腹筋・背筋を激しく痛めてしまった。うまく行ってる時ほど、無理をせず、できることを少しずつ重ねる大切さを学んだ。
今年最後の礼拝の聖句は、マタイの降誕物語の「インマヌエル預言」である。イザヤ7:14の言葉を引用し、「このことはこの聖書の言葉が実現するためであった」と語る、マタイお得意のフレーズである。
「おとめ(パルテノス=処女を表すギリシャ語)がみごもって…」と記されているところから、「処女降誕」の教義が生まれた。 続きを読む »
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2023年12月24日
2023年12月24日(日) クリスマス礼拝
ルカによる福音書1:39-45今日の礼拝で、高校3年生二人の受洗・信仰告白が行われた。また転入会された方も18歳の時に受洗された。17・18歳の決断を導かれた神さまに感謝をささげたい。
洗礼準備会では「あなたがたが決断する以前から神さまの導きが与えられていたことを信じ、そのことに身を委ねましょう」と語ってきた。「決意を抱く前から与えられていた導き」 ― どこにもその証拠はない。「そういうものだ」と信じる、それが信仰というものだ。
実は、この「決意する前から導かれていた」という考え方が、私は子どものころからニガ手だった。指図されるのを嫌い、「そんなんやったら、自分の意志なんてないやん。まるであやつり人形やん!」と反発する「牧師の子ども」であった。♪「生まれる前から神さまに/守られてきた友だちの…」と歌われるCSの誕生祝の歌も、どこか苦い記憶と共に歌ってきた。
しかし私と同じ境遇に生まれ、やはり牧師となったある人が、対談の中で言われた言葉に深く共感した。 続きを読む »
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2023年12月17日
2023年12月17日(日) CS合同礼拝
ルカによる福音書2:8-14世の人々を救う救い主、イエス・キリストの誕生という「よろこびの知らせ」。その知らせを最初に聞いたのは、国の王さまや大臣でもなく、立派な学者やお金持ちでもありませんでした。それは野宿で羊の群れの番をしていた羊飼いたちでした。神さまの救いは、この世の力や富を持つ者ではなく、弱く小さな人々にこそ与えられるものなのです。
『ひつじかいのふえ』という絵本を読みます。
昔、白いひげの羊飼いがいました。孫に向かって「あの方はきっとおいでになる」というのが口ぐせでした。仲間の羊飼いは笑います。「もう何年も前からそう言ってるけど、来ないじゃないか」。羊飼いは孫が疑いの心を持つことを心配していました。「おじいちゃん、『あの方』は金の冠をかぶってる?銀の刀を持ってる?赤いマントを着てる?」孫の問いに、羊飼いは「うーむ、そうだね」と答えました。孫はその答えに満足し、金冠・銀刀・赤いマントの力強い救い主を想像するのでした。 続きを読む »
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2023年12月10日
2023年12月10日(日)
列王記上22:13-17,ヨハネ5:36-44聖書から響いてくる二つの相反するメッセージがある。ひとつめは「あなたはあなたのままでいいよ」。自分以外の人間に無理してなる必要はない。そのままのあなたを神さまは愛しておられる...それはイエスの教えとその生きざまが示してくれる「あたたかい言葉」である。
もうひとつは「あなたは本当にそれでいいのか」。自分はこのままでいい…と努力を忘れ成長することを諦めてしまう…そんなズルい(弱い)心に向かって問いかけてくる「厳しい言葉」である。
もし私たちが暖かい言葉だけを聞きたいと思い、厳しい言葉からは耳を背けるならば、それは自分が聞きたい言葉を聞いているだけである。それでは「神の言葉を聞く」ことにはならないのではないか。暖かい言葉と厳しい言葉。この二つを聞いてそれに応えようとしてくところに、私たちの信仰生活というものがあるのだと思う。 続きを読む »
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2023年12月03日
2023年12月3日
イザヤ52:7-10,ヨハネ7:25-31アドヴェント第1週、与えられた聖書(旧約)はイザヤ書52章、「いかに美しいことか、よき知らせを伝える者の足は」という言葉である。よくよく考えてみれば不思議な表現である。よき知らせ(福音)を伝える者の、声や姿ではなく、足が「美しい」と称賛されているのだ。
「福音」は聖書の言語・ギリシャ語では「エヴァンゲリオン」。元は戦争での勝利を伝える言葉だったという。その昔マラトンの戦いに勝利したことを伝えに、マラトンとアテネの間を走って伝え、息絶えた伝令の伝説がある(陸上競技・マラソンの由来)。命をかけて伝える「よき知らせ」、それが「福音」である。
その「福音を伝える者の足」とはどんな足か? 続きを読む »
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